裂肛(切れ痔)

概要

太くて硬くなった便が無理に通過した為に肛門の出口付近が切れて起こる痔です。症状としては、排便時に紙につく程度の出血と痛みがあります。裂肛が慢性化してしまうと傷口が潰瘍状になり、強い痛みが排便後も続く場合があります。
便秘が最大の原因です。
裂肛のイメージ

裂肛の慢性化

裂肛になると、排便時の激しい痛みの為に排便を抑えるようになり便秘となります。いずれ便秘による太く硬い便を排出しなければならず、その際には再び同じ場所が切れてしまいます。

排便時の激痛
排便抑制
↑ 
 
 ↓
糞便の膨大・硬化
便 秘

この繰り返しにより、裂肛が慢性化し潰瘍状になることから、肛門が狭くなったり、排便障害を引き起こし、再び便秘になるという悪循環が続きます。

処置